こんにちは。シーアです。(@seer1118b)
ほんの少し節約しようとして、手間や時間をかけたのに、かえって無駄なお金がかかってしまった…ということはありませんか?
先に結論から。
私の失敗を踏まえて、言いたいことは、「証券口座に振り込むときは、絶対に口座名義人本人を振込依頼人にしなきゃダメ!!!」ということです。
たとえジュニアNISAの、親権者でも運用管理者でも、本人以外は誰でもダメです。
もし、ジュニアNISA口座に振り込む際、親(私)を振込依頼人にしたら、組戻し請求をさせられ、余計な手数料がかかります。
もちろん、祖父母などその他の人からの振込もNGです!
私のような失敗をしないために、経緯など詳しくシェアさせていただきます。
ジュニアNISA口座への振込で失敗した経緯
ジュニアNISA口座への振込で、やらかしてしまいました。
悔しい気持ちとともに、経緯をお話します。
お年玉の一部でジュニアNISAを買い増し
長男・次男とも、お正月に、祖父母や親戚から、お年玉をいただきました。
- 長男 4万5000円
- 次男 4万3000円
長男と次男は4学年歳が離れているのですが、ふたりとも小学生なので、金額に差をつけないケースが多く、結果的に同じくらいの金額でした。
お年玉は、子ども名義の銀行口座(三菱UFJ)に入金してありました。
そこから、毎月1万円ずつ、セゾン投信のジュニアNISA口座に積立投資をしています。
そこで、お年玉の約半分にあたる、一人あたり2万円を、ジュニアNISAに積み増ししよう、と考えました。
いいこと思いついちゃった、とホクホクした気持ちでした。
セゾン投信のスポット買付専用口座に振り込む
セゾン投信には、ひとりひとつ、スポット買付代金を振り込む専用の口座があります。
口座ごとに違う振込窓口で、私・長男・次男、全員違います。
そこへ、2万円ずつ振り込もうとしました。
子ども名義の口座は、三菱東京UFJ銀行のインターネットバンキングに登録していませんでした。
ATMから振り込むと、同じUFJ銀行同士でも108円の手数料がかかります。
投資で108円増やすのは、まあできないことはないですが、マイナススタートは気分がよくありません。
振込手数料が無料になる手段を探す
子どものUFJ銀行口座の、インターネットバンキングを申し込むのは、平日に銀行の窓口に足を運ぶ必要があります。
口座名義人本人が行かないといけない=子どもを連れて行くということ。
私が仕事を休めたとしても、授業が終わって15時までに銀行に行ける日は、この先しばらくないし、学校を休ませてまで…という気もします。
私が保有している、住信SBIネット銀行は他行宛振込手数料が無料です。
ランクによりますが、私の場合はランク2で、月3回まで振込手数料無料でした。
本当に本人名義じゃなくて大丈夫かな?といろいろ確認した
ジュニアNISAの、積立買付のための銀行口座は、本人名義でないといけません。
なので、今回のようなスポット買付も、本人名義でないとダメなのでは?と疑いました。
セゾン投信の、ジュニアNISAの案内や、「よくある質問」の箇所、管理画面内の個人情報も含めて、いろいろ見ました。
本人名義でないといけない旨は記載がありませんでした。
Googleで「ジュニアNISA 親から振込」「ジュニアNISA 本人以外」などとググってみましたが、ぴったり来る情報にたどり着けず。
その代わり「ジュニアNISAは親権者が代理で運用する」とか「親から、祖父母からの相続税対策になる」といった情報がヒットしました。
私名義の住信SBIネット銀行から、ジュニアNISA口座に振込
私って、こういうことは、忘れないように、熱意が冷めないうちにやってしまいたいタイプです。
3連休の間に、住信SBIネット銀行のサイトから、オンラインで振込手続きをして、連休明けの1月9日に、振込が実行されました。
セゾン投信コールセンターから電話…やはり本人でないとダメだった
1月9日の朝に、見慣れない03の電話番号から携帯に着信が…出てみると、セゾン投信のコールセンターからでした。
いろいろ言われましたが要約すると「ご本人以外の名義からの振込は受付できない」「銀行に連絡して組戻し請求をして下さい」とのことでした。
頭がちんぷんかんぷんでしたが、とにかくあとは銀行がやることなので、という感じで、あまり深く聞けませんでした。
住信SBIネット銀行に電話…組戻しには手数料864円がかかる!
セゾン投信の人に言われたとおり、住信SBIネット銀行のコールセンターに電話をしました。
組戻し請求とは、振込をキャンセルしてお金を返してもらうことで、組戻しをするには、振込1件につき864円の手数料がかかるとのことです!
今回、2人分振込をしたため、1728円もかかります。
組戻とは
振込手続き完了後に、ご依頼内容に誤りがある、または振込を取消したい等、お客さま(依頼人)のご都合でその振込を取消す依頼をする手続きのことです。
ただし、基本的には誤って振込された相手の同意が必要であり、同意が得られなければ組戻しを依頼しても返却されない場合もあります。組戻しの依頼をするには、組戻手数料864円(税込)がかかり、お手続きに時間がかかります。お客さまと受取人との間で直接協議できる場合には、まずは受取人にご相談ください。
※組戻しの依頼をした場合、振込資金の返却いかんに関わらず、振込手数料と組戻手数料は返却されません。
住信SBIネット銀行のオペレーターの人には、確認と説明の意味で、いろいろ言われました。
オペレーターさんは、何も悪くないんですけどね。
必ず言わなくちゃいけないお決まりのトークなんだろうけど、心がささくれだっていて、すごくイライラしました。
今後のために、セゾン投信に確認したこと
念のため、セゾン投信のコールセンターに確認しました。
自宅に帰ってから、最初に送られてきた資料を引っ張り出してきました。
口座番号などが記載されている用紙です。
普段、ログインに必要な口座番号などは、Evernoteに控えてあるので、書類を取り出して見ることはありませんでした…。
セゾン投信だけでもないし、ジュニアNISAだけでもない
他の証券会社はどうなんだろう、と思って調べてみたら、SBI証券のQ&Aには、きちんと載っていました。
結局のところ、成人でも未成年でも、関係ないということです。
証券口座は、全て本人の名前でないと振込を受付できません。
それは、セゾン投信に限ったことでもないし、ジュニアNISAだけでもありません。
ジュニアNISAだから、つい、親の持ち物のように錯覚してしまって、ややこしくなるんですね。
だけど、結局、大人も子どもも同じなんです。
口座名義人とは別に、振込依頼人を設定できる場合がある
冒頭から、「口座名義人」と「振込依頼人」という、名称の違いにお気づきでしょうか。
実は、私の口座から振り込んだとしても、振込依頼人を、私の名前ではなく、別の名前に書き換えて振り込むこともできるんです。
住信SBIネット銀行では、振込時に、振込依頼人を手入力できる項目があります。
確認したところ、振込依頼人がジュニアNISA口座名義人と一致していれば、振込元の口座名義が別人でも大丈夫とのことでした。
- 自分(親)の住信SBIネット銀行の口座にログイン
- 「振込依頼人」の欄に、子ども(ジュニアNISA名義人)の名前を入力
- 振込実行
ただし、銀行によっては、振込依頼人を入力しても、口座名義人の名前が後ろにくっついてきてしまう場合もあるそうです。
(これは、セゾン投信のコールセンターの方が言っていたことです)
無事、私名義の住信SBIネット銀行(振込依頼人を子どもの名前にする)→子ども名義のジュニアNISA口座に、振込ができました!
ジュニアNISAの証券会社によっては振込依頼人変更できないことも
セゾン投信のジュニアNISAだとできたけど、証券会社によってはうまくいかないことも…!
ブログの読者さんの情報によると、証券会社によっては、振込依頼人を変更することができず、うまくいかないとのこと。
SBI証券では、即時入金・リアルタイム入金・銀行口座からの振込の3パターンがあり、どれも本人名義の銀行口座でないと連携できません。
セゾン投信では、証券口座の管理画面や書類上に、スポット投資時の振込先の記載があります。
振込依頼人の名前を変更できない場合、この手順は使えないので、ストレートに子ども名義の口座からジュニアNISAに入金するしかなさそうです。
本人名義の口座から証券会社に入金するのが正しいやり方だもんね。
失敗を活かすために、この情報を拡散したい
今回のことは、私の知識不足・確認不足なのでしょう。
でも、書いてあるんだから知ってて当たり前、って、そんな割り切れないです。
日常で、100円、200円を節約して暮らしているのに、こんな無駄なことで1728円も取られてしまうとは。
でも、凹んでいても仕方がないので、これは勉強代だと思うしかありません。
今後は、ジュニアNISAだろうとなんだろうと、振込依頼人=名義人本人にして振込みます。
ジュニアNISAは、紛れもなく子ども自身のお金です。
少なくとも、振り込まれる時点では、すでに他の人からの譲渡であってはいけないのです。
皆さんも、こんなもったいないミスはしないように、ぜひ気をつけてくださいね!
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ジュニアNISAそのものは、子どもの教育資金を貯めるのに有効です。
18歳まで引き出せないので、ジュニアNISAだけに頼るわけにはいきませんが、非課税で投資できるのは大きなメリットです!