2017年4月から投資を始めて、9ヶ月が経ちます。
実は私、投資の目標を決めてなかったんだよね…!
2018年からの目標を決めました。8年間で700万円の資産を作ります。
この記事では、なぜいきなり目標を決めることにしたのか、なぜこの目標額にしたのかを解説します。
- 投資の目標を決めようと思った理由
- なぜこの目標額にしたのか?
- 投資の目標は、リターンではなくリスクから考えよう
2017年の投資額は約70万円
まだまだ投資家と自称できるほど経験を積んでいませんが、積み立てた投資額は70万円程度になる見込み。
これは、毎月のお給料(フロー)から積み立てたものだけでなく、定期預金などの無リスク資産(ストック)から、リスク資産に移行させたものも含みます。
子どもたちのジュニアNISAは、子ども自身の名義ということで含んでいません。
我ながら、リスク資産ゼロの状態から、よく頑張ったなぁ〜。
投資の目標は、8年間で700万円
この9ヶ月間、実は、投資の目標を決めないままスタートしていました。
投資を始める前に、ある程度調べたり勉強したけど、とりあえずやってみないとわからない!
見切り発車して、走りながら考えよう。
良くも悪くも転びそうですが、今は、それくらい気軽に始めてよかったかなと思っています。
見切り発車して、走りながら考えよう。
そんなところで、この度、ようやく目標を決めました。
8年間で700万円の資産を作ります。
目標を決めた理由は…目標がないと不安になってきたから
今になって、目標を決めようと思い立った理由は、9ヶ月間積み上げてきた金融資産が、徐々に大きくなってきて、逆に不安になってきたから。
今、株価が好調で、保有している投資信託の価格も、元本を下回っているものはありません。
見切り発車で、見よう見まねでも、自然に増えていってくれています。
でも、こんなに調子が良くていいのだろうか…。
まだ来ないと思ってるけど、もしリーマンショックのような事件が起きたらどうしよう…などと考えてしまいます。
投資家の方にとっては、70万円はたいしたことない金額かもしれません。
でも、私としてはかなり頑張った金額なんです。
やっぱり、「余剰資金なんだから減ってもいい」なんて思える余裕はないのです。
「それなら投資なんかしなければいい、定期預金にでもしとけ」という意見の人もいるかも。
でも、投資という手段を知った今、貯金だけで安心することはできなくなってしまいました。
投資しないならしないで、今度は機会損失しているのではないかと不安になるでしょう。
とにかく、どちらに転んでも不安は絶対につきものなのです。
どんなにうまくいっていても、不安がなくなることはないよね…。
どっちに転んでも不安なら、むしろ、不安を味方につければいい、と思いました。
慎重に、自分が許容できる範囲のリスクを見極めて、着実な資産形成を目指したい。
不安だからこそ、イケイケドンドンで投資するんじゃなくて、コツコツ進んでいけるようにしたい。
だから、常に立ち位置を確認しながら進むための指標として、目標を決めることにしました。
リターンからではなくリスクから考えよう
なんのために投資をするかというと資産を増やすため。
そりゃそうだよね!
たくさん儲かれば嬉しいし、多ければ多いほどいい。
お金は、あって困るものではありません。
ですが、その一方で、リスクのない投資はありえません。
リスクとリターンは、振り子のようなもので、どちらか片方にだけ大きく振れることはないのです。
大きなリターンを狙うということは、その分のリスクを覚悟しなくてはなりません。
でも、やっぱり大きく損はしたくないな…。大事なお金だもん。
本音では、損をしないでリターンだけが欲しい、って常に思っていますが、それはわがままというものですね。
ですので、あくまでも自分が取れるリスクを把握した上で、そこから期待できる妥当なリターンを目標としたいと考えました。
シミュレーション ~年利3.5%で達成できる見込み~
実際に達成可能な目標でないと、目指す気にもなれませんよね。
モーニングスターのHPにある、運用シミュレーションで試算してみました。
現在の資金70万円に加えて、2018年からは毎月5万5000円積立投資する予定です。
内訳は、企業型確定拠出年金で3万円、つみたてNISAで2万5000円です。
つみたてNISAは、ボーナス月に上乗せして年間40万円ピッタリになるように計算しているので、実際には年間+10万円ほど投資額は多くなります。
- 資金70万円
- 毎月5万5000円
- 8年間複利で運用
- 700万円にするには、3.5%の年利回りが必要
メインで投資しているセゾン投信の平均年利回りが5~7%なので、十分妥当で達成可能な目標値ではないでしょうか。
もう少し目標を高くしてもいけるんじゃない?
私の性格的に、スモールステップで進まないと道を見失ってしまうので、このくらいでちょうどいいかな。
高すぎる目標にして、達成ベースに乗っていないと、余計不安になってしまいそう。
夫が借金していた期間と同じ8年間で、家計簿上のプラスだった700万円を自力で作りたい
8年間は、夫が借金を隠していた期間です。
2009年、次男が生まれて間もない頃、夫は初めて借金をしたそうです。
それを完済することは一度もないまま、8年間借りて、返してを繰り返していました。
700万円は、私がつけていた家計簿上の貯金額。
実際には、私が知らない間に、夫の口座からはどんどんお金が流出していて、全く家計簿通りではありませんでした。
でも、私は長年、その家計簿の数字が正しいと思ってて…。
家計簿の計算を日々合わせたり、「こんなに貯まった」と喜んだり、夫にも報告したりしていたのです。
夫の借金がわかったことで、最も辛かったことのひとつは、あんなに一生懸命毎日つけていた家計簿が、全くの嘘だった、という事実を認めることでした。
だったら、家計簿上の+700万円を、夫には頼らず、自分の力で事実にしよう。
夫が借金していたのと同じ、8年間で達成させよう。
そう決めました!
目標設定はするけど、リスクとリターンのバランスを考えて無理はしない
投資の指南本や、ブログなどのハウツーを見ていると、投資をするなら目標設定は不可欠であると書かれています。
積み立て投資をはじめる前に、まずは目標金額(ゴール)の設定をしましょう。「いつまで(期限)」に「いくら(目標金額)」を貯める必要があるのか? ざっくりとで結構なので、運用計画を立ててみてください!
今まで、目標があってもなくても、やることは同じじゃない?と思っていました。
投資できる元手は限られているのだから、その範囲内で、よりリスクとリターンのバランスの良い資産配分を考えたらいいんじゃないかと。
もちろん、やることは同じなんだけどね。
目標を意識するあまり、やり方を変えすぎるのは本末転倒。
でも、目標設定がなかったら、今のやり方がうまくいっているかどうか、判断基準がないですよね。
だったら、目標があったほうが、プラスになるのではないでしょうか。
だからといって、目標達成させるためにムキになるのはNG。
ハイリスク・ハイリターンの投資手法に手を出してしまったら、元も子もありません。
ちょっとした値動きに一喜一憂しすぎるのも良くないしね。
地道にコツコツ、リスクマネジメントしつつやっていきたいです。
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「リターンからではなく、リスクから投資額やポートフォリオを考えよう」というお話は、この本でも書かれていました。
インデックス投資ブロガーの水瀬ケンイチさんの著書です。
リーマンショックなど多くの危機を経た投資家の方のお話は、参考になるとともに、自分の身に起こったら…と考えてしまいますね。
2018年から始まる新しい非課税制度「つみたてNISA」。
20年という長期間、運用益に税金がかからないメリットがあります。私はセゾン投信で申し込みました。