こんにちは。シーアです。(@seer1118b)
暴落と言われるほど、株価が下がっているとき、どのように受け止めますか?
私は、2017年に投資を始めたので、含み益がどんどん増えていく様子しか見たことがありませんでした。
ですが、2018年に入り、含み益が吹っ飛び、一気に元本割れ状態になっています。
にも関わらず、意外と余裕のある心境です。
投資初心者なのに、なぜこのような穏やかな気持ちでいられるのか、考えてみました。
- 「必ず回復する」という、過去の歴史への信頼感
- 長期積立投資の「上がったら嬉しい、下がっても安く買えて嬉しい」という感覚
NYダウが1000ドル以上の下落
ダウ平均は過去最大の下げ幅となった5日に次ぐ過去2番目の下げ幅となった。
1月26日に付けた過去最高値(2万6616ドル)からの下落率は10%を超え、調整局面に入った。
含み益が消えても余裕があるのは、余剰資金で投資しているから
我が家は、さほど裕福ではありません。
キャッシュフローとは別のお金でも、なくなってもいいなんて思えません。
でも、当たり前のことですが、生活に今すぐ必要なお金は、投資に回してはいません。
例えば家電が壊れたりしても、すぐ出せる現金を確保しています。
つい先日も、カワックが壊れて15万円もかかりましたが、普通預金から出せる金額です。
また、洗濯機と冷蔵庫が15年選手になろうとしているので、その分の買い替え資金も確保中です。
投資するなら、生活防衛資金はしっかり確保した上で、それ以外のお金で投資しましょう。
投資信託の価格が下がっても、口数は変わらない
たとえ、投資信託の価格が下がって、含み損になったからといって、売らなければ損失は確定ではありません。
だって、評価損益が下がっていても、口数は変わらないですから。
普段は金額買付なので、口数なんて、正直あまり気にしていません。
でも、それさえ変わらなければ、価格が持ち直したときに、同じだけ回復の余地があるということになります。
やはり、自分の資産が、どんどん目減りしていくのは、見ていられない、耐え難い、と言う方もいらっしゃるでしょう。
そんなときは、口数を見て心を落ち着けましょう。
暴落から復活した世界経済の歴史
それでも、さらに下がったらどうしよう?
不安になりそうな時は、過去の暴落時の歴史を紐解いてみます。
世界経済は、ブラックマンデー、リーマンショックなど、数々の暴落を経験してきました。
それらが教えてくれるのは、どんなに激しい暴落でも、必ず経済は再び上向きになるという事実です。
もともとの発端は、米国からスタートしたものであっても、世界全体がその影響を受けるのが常です。
なおかつ、米国経済が回復しても、日本経済は長くその余波を残しがちで、なかなか回復しない傾向にあることがわかります。
ポートフォリオの中で、米国(≒先進国)株式の比重を大きくしているのはそのためです。
相場を読むなんて無理だと割り切る
長期投資には、相場の上がり下りはつきものです。
2017年は調子の良い相場でしたが、一方で、2017年後半はずっとこう言われていました。
いつ来るかいつ来るか、といろんな専門家が言っていたけれど、結局は誰にもわからないんです。
プロも素人も等しく同じで、訪れた相場に対して、結果論で、対処療法で、やっていくしかないんです。
だから、インデックス投資&信頼できると思うアクティブ投信で、運用してきました。
自分の力は信用できないけど、世界経済は信用できるから。
暴落への心構えをシミュレーションする
初心者なりに、覚悟を決めておくために、暴落したときのシミュレーションを行ってきたつもりです。
リーマンショックを乗り越えてきた、ベテランの個人投資家の方のブログや著書を読みました。
投資のプロではない、一般個人の方の体験談は、ぐっとくるものがあります。
同時に、リーマンショック級の暴落でも、保有資産を売らず、積立買付をやめずに市場に居座れば、必ず復活すると教えてくれます。
リーマンショックのときは、株価だけにとどまらず、一般庶民の給与所得や雇用にも大きな影響が出ていました。
私の会社でも、売上が落ち込み、多くの社員が職を追われました。
今はまだそこまでではないので、生活にすぐに影響が出ることはありません。
究極は、そんな状態も覚悟しておかなくてはならないでしょう。
向き合い方は人それぞれ
下がっていくのが辛いから、証券口座にログインせず、含み損を見ないようにするという人もいます。
逆に、むしろガンガン下がってほしい、絶好の買い場だと言う人もいます。
暴落したときこそ、自分の投資に対するスタンスを振り返ってみるのはいかがでしょうか。
リスク許容度は、直面する前に見積もっていたのと、実際の暴落を目の当たりにするのとでは、感じ方が変わっているかもしれません。
どちらにしても、混乱してすぐに行動に移してしまうのはオススメできません。
ある程度気持ちを落ち着けて、客観的に判断できるようになってからでも遅くないでしょう。
自動積立設定はやめないで置いておく
もし、自分の資産が減っていくのが辛くて、見るのをやめたとしても、自動で積立買付の設定をしているなら、それを停止してはいけません。
もし、このまま数年単位で株価が落ち込んだとすると、その間、安く・多くの口数の投信を買うことができるわけです。
停止しない限りは機械的に買っていくので、不安や迷いは関係ありません。
そうすることで、次に株価が上がったときに、グンと伸びてくれるはずです。
20年後に笑っていられるために、投資を続けていこう
今回のことで、私は意外とリスク許容度があるんだなと思いました。
夫の借金もあるし、お金にはシビアなはずなのに、なんでこんなに落ち着いていられるのかな?
一番大きいのはこの2点です。
- 「必ず回復する」という、過去の歴史への信頼感
- 長期積立投資の「上がったら嬉しい、下がっても安く買えて嬉しい」という感覚
せっかく始めた投資です。
一時の気の迷いで、市場から退却することは避けたい!
10年後、20年後に笑っていられるために、まだまだ居座りますよ。