MENU
CATEGORY
シーア
よくばりブロガー
夫・男子ふたり・犬と暮らすワーキングマザー。やりたいことは何でもやる、好奇心旺盛なタイプ。
インタビュアー&ライターとして、年間200件インタビューを実施しています。人の話を深く聞く共感力に自信あり!
シーアのライター実績・お仕事のご依頼

放送大学でリスキリング。40代で通信制大学生に

  • URLをコピーしました!

2024年4月から、放送大学で学び始めました。40代にして、働きながら通信制大学生として勉強しています。

シーア

この記事を書いている時点では、入学して2年目になるよ。

この記事では、放送大学の仕組みや学費、授業の種類、何を学べるのかをわかりやすく解説します。

また、私がなぜ放送大学に入学することにしたのか、理由や背景もぜひ共有したいです!

ライト

確かに、なんでわざわざ勉強したいと思ったのか気になるね。

私と同じように、働きながら放送大学への入学を検討している方や、学び直しを考える方に向けて、役立つ情報をまとめます。

CONTENTS

放送大学とは

放送大学は、1983年に設立された通信制大学です。多くの方にとって、名前くらいは聞いたことのある、知名度のある大学なのではないでしょうか。

制度的には私立大学ですが、文部科学省と総務省から支援として運営費補助金を受けており、国の関与が強いことから、普通の私立大学よりも国立大学に近い側面があります。

設立当初から、生涯学習や再教育の機会を提供することを目的とし、年齢や職業に関係なく学びたい人々に門戸を開いています。

「放送」という名前の通り、テレビやラジオでの授業配信もありますが、実際には開催中のすべての授業がインターネット上でいつでも見られます。

ライト

学生の年齢層が高いから、今でもテレビの放送を見ている人もいるかもね。

本部は千葉県千葉市にあり、他にも全国に50以上の学習センターを展開しています。

東京都は4箇所、それ以外の都道府県には1箇所設置されていて、学生は、入学時にどの学習センターに所属するかを選びます。

シーア

私は大阪学習センターの所属だよ。

放送大学の特徴

放送大学の特徴は以下のとおりです。

1. 柔軟な学習スタイル

放送大学では、放送授業、面接授業、オンライン授業など、多様な学習方法を提供しています。

放送授業とは、全15回の映像授業と印刷教材(いわゆる教科書)がセットになったもので、1科目2単位になります。通信指導(いわゆる中間テスト)を経て、単位認定試験を受けます。

面接授業は、各学習センターで開催されるリアル授業で、一般的な大学の授業に最も近いタイプのもの。ライブWEB授業といってオンライン形式もあります。2日で8コマの授業が多く、1単位のものがほとんどです。

オンライン授業は、教科書がなく、ネット上でPDF形式の教材や短めの映像を見ながら学ぶもの。体感として一番手軽な気がします。全8回で1単位のものと、全15回で2単位のもの両方あります。

学生は、自分のライフスタイルや学習目的に合わせて、学習方法や履修科目を選択できます。

2. 多様な学生層

放送大学には、幅広い年齢層の学生が在籍しています。

公式発表では「10代から90代まで」とされていて、20代から60代までそれぞれ20%以上いるようですが、面接授業に行ったときなどに周囲を見ていると、50〜60代がボリュームゾーンなのかなと感じます。

シーア

40代の私が、この中で年下の部類かも…って思うような年齢層だよ。

社会人や主婦、退職後の学び直しを希望する人など、さまざまな背景を持つ方が学んでいます。

友達同士で面接授業に一緒に来たのかな?という人たちもいるし、SNSなどでつながっている人もいるようですが、私は積極的に接点を持とうとしていないので、まったく友達はいません。笑

3. 全国に学習センターがある

全国各地に学習センターが設置されていて、地域に根ざした学習支援が行われています。

必ずしも学習センターに足を運ばなくても、オンラインのみで学習を進められますが、私は次に取りたい授業の教科書を閲覧しに行くなどして活用しています。

シーア

「データ構造の基礎」っていう科目を取ろうとしたんだけど、教科書の中身を見てみたらめちゃくちゃ難しくて断念したことあるよ!「基礎」っていうから簡単かなと思ってたら危なかった…。

私が所属している大阪学習センターは、大阪教育大学 天王寺キャンパスの中にあります。他の学習センターも同様に、どこかの大学の敷地内にあることが多いようです。

ライト

面接授業は、最寄りの学習センター以外でも受けられるよ。

放送大学の入学金・授業料

放送大学の学費は、学生種別や履修科目数によって異なります。

入学金

  • 全科履修生:24,000円
  • 選科履修生:9,000円
  • 科目履修生:7,000円
  • 集中科目履修生:7,000円
シーア

私は全科履修生だよ。

全科履修生とか専科履修生って何?という説明は、後の項目でご紹介します。

授業料

  • 放送授業(2単位):12,000円(印刷教材含む)
  • 面接授業(1単位):6,000円
  • オンライン授業:1単位:6,000円、2単位:12,000円

どの授業をいつ取るのか、自分で自由に選ぶことができます。授業料は、履修する科目数に応じて発生し、学期が始まる前に支払います。

シーア

科目案内を見ているとどれも面白そうで、ついいっぱい取りたくなるんだけど、私は仕事をしながらなので、1学期あたり5〜6科目くらいにしているよ。

ライト

あとで自分が大変になるもんね。

ちなみに2学期制で、1学期は4〜7月くらい、2学期は10月〜翌1月くらい。学期の間の期間が結構長くて、その間に次の学期に取る科目を選んで申請します。

放送大学の学生種別

放送大学では、学習目的や在学期間に応じて、以下の4つの学生種別が用意されています。一人につき、いずれか一つの学生種別のみ選択可能です。

全科履修生

目的:学位(学士)取得を目指す
在学期間:最長10年間
特徴:所定の124単位を修得することで「学士(教養)」の学位を取得できる(卒業研究は任意)。

全科履修生は、ごく普通の4年制大学の通信制バージョンという感じです。私は「大学卒業」というカタチがほしいので、全科履修生を選びました。

放送大学は、在籍期間の長さで学費が発生するものではないので、必ずしも4年で卒業することにこだわらなくても良いのが魅力です。

最長10年在籍できますし、もし10年経過しても再入学することもできます。

ライト

もちろん、大卒資格をもって何かをしたい、という人は早く卒業するに越したことはないね。

私は、今の学習ペースだと卒業まで6〜7年くらいかかる見込みです。その間に自分の興味が広がったり変わったりすることもあるだろうし、ゆっくり学ぶ過程を楽しもうと思っています。

選科履修生

目的:興味のある科目を学ぶ
在学期間:1年間(2学期)
特徴:特定の科目に焦点を当てて学習したい人向け。

選科履修生は、1年間限定で学ぶものです。すでに大卒で、学士取得は別に求めていないという方や、身につけたいスキルや分野が「これ!」と決まっているならぴったりだと思います。

科目履修生

目的:特定の科目のみを履修
在学期間:半年間(1学期)
特徴:短期間で特定の知識を習得したい人向け。

科目履修生は、1学期限定のさらに短期間バージョンです。私は最初の1学期は様子見…っていう感じだったので、そんな短期間でやりきれる人はすごいなって思います。

集中科目履修生

目的:夏季集中科目として、司書教諭資格取得に資する科目を履修
在学期間:3ヶ月間(7月から9月)
特徴:短期集中で特定の科目を学びたい人向け。

司書教諭とは、学校の図書室の先生になれる資格です。学校の教員免許をすでに持っている方でないと、司書教諭にはなれないので、かなり限られた方が対象になりそうです。

放送大学のコースについて

放送大学には「教養学部」という1つの学部しかありませんが、その中で6つのコースがあります。全科履修生として入学する際は、このうち1つを選んで所属します。

  • 生活と福祉コース
     福祉・医療・家庭生活・子ども・高齢者など、現代の生活課題に対する理解を深めます。
  • 心理と教育コース
     心理学、教育学、発達など、こころや学びに関する知識を体系的に学びます。
  • 社会と産業コース
     経済・経営・法律・政治・地域社会の動向を幅広く学びます。
  • 人間と文化コース
     文学、哲学、歴史、言語、芸術など人文分野の知識と視点を養います。
  • 情報コース
     情報科学やデータ分析、プログラミングなど、現代社会に不可欠な情報リテラシーを学びます。
  • 自然と環境コース
     物理、化学、生物、環境問題など、自然科学分野に関する基礎知識を身につけます。

私は情報コースを選びました。データ分析やAI、IoTなど、今後の仕事や生活に活かせそうだと思ったのと、シンプルに興味があったのです。

実際やってみると、どの科目にも結構な割合で「数学」が絡んできて、生粋の文系の私はめちゃくちゃ苦戦しています笑

シーア

プログラミングとか理系科目なのは考えればわかることなんだけど、やればできる、って思ってたんだよね…。Pythonはヒィヒィ言いながらなんとか単位を取ったよ。

ライト

自分に自信ありすぎでしょ。

卒業要件の124単位のうち、自コースの科目から34単位を取らなくてはいけないのですが、逆に言うとそれ以外はどのコースの科目を取っても構いません。

私も心理学や経営学、法律、睡眠の科学、考古学など、興味の赴くままにさまざまな科目を履修しています。

シーア

面接授業「旅することと生きること」めっちゃ面白かったー!
高知学習センターのライブWEB授業「海の生態系と物質循環」も、面白くてワクワクしてるよ。

放送大学はどんな人におすすめ?

放送大学は、学びたいという意欲を持つすべての人に開かれた通信制大学です。特に、こんな方におすすめです。

学位取得を目指したい:仕事を続けながら学士号を取得したい方。
生涯学習を楽しみたい:年齢に関係なく、新たな知識を得たい方。
特定の分野を深く学びたい:心理学や福祉、教育など、特定の分野に興味がある方。
大学進学を検討中の高校生や中退者:学び直しや進学のステップとして利用したい方。
時間や場所に制約がある:育児や介護、地方在住などで通学が難しい方。

私が放送大学に入学した理由

長男が高校生の頃、どのような進路を選ぶべきか考えていました。

長男は通信制高校だったので、、私としては卒業してそのまま就職するのではなく、何らかの高等教育を受けてほしいと思っていました。

シーア

採用する側の立場を経験しているから、やっぱり通信制高校卒に良いイメージはない…。

実際、仕事で求人サイトのスカウトメール送信を代行していましたが、クライアントの意向で学歴欄に「通信制高校卒」と書かれている人は省いて送っていました。

そんなふうに、人柄や職務経歴を見てもらえず、機会すら与えてもらえない現実だってある。

ただでさえできないことも多い彼だからこそ、できるだけハンデを軽くした状態で社会に出てほしい。できれば大学に行ってほしい。(その後彼が選んだのは専門学校でしたが)

そんな気持ちでいたときに、たまたま会社で長男の進学の話題になりました。

上司

シーアはどこの大学なん?

シーア

私は高卒です。

上司

自分は高卒なのに、子どもには大学に行ってほしいとか言うんやな笑

親が子どもに少しでも良い選択肢を与えたいと思うのは、ごく自然なことだと思うのですが、上司にこんなふうに言われてとても傷つきました…。

とはいえ、自分も仕事で高卒の人を採用するか?と聞かれると、答えに詰まる部分があるのは事実。

たまたま自分はフリーターから正社員として就職できて、20年同じ会社で勤め続けているので、今さら高卒だからどうだとか言ってくる人もいないけれど…(いや、いたわ、この上司が)

シーア

長男の進路のことを考えると同時に、自分も口を出せるくらいには学歴を手に入れたい…。

もともと私は勉強が結構好きです。資格を取ったり、新しいことを学ぶのは楽しい。

それなのに高卒だというだけで肩身の狭い思いをするのは嫌だと、色々調べた結果、放送大学で学ぼうと決めました。

そういう意味では、上司に感謝するべきなのか…? いや絶対感謝なんかしない。こういう発言をされたことは今でもムカついてます。

他にも通信制大学はたくさんありますが、放送大学が公教育に近い存在である安心感、専門領域に限定しすぎず様々な科目がとれること、在籍年数が長くても学費が高くならないことが決め手になりました。

ライト

入学して1年ちょっと、放送大学で楽しく学んでいるから結果オーライだね。

放送大学は40代のリスキリングにも有効

今回の記事では、私が放送大学で学ぼうと思った理由に加え、放送大学の学費やコース、どんな人におすすめできるかなどをまとめました。

ネガティブなきっかけからのスタートではありましたが、自分の知らない世界を知り、新しい知識を学べるのは、純粋に楽しいです。

データ分析や統計は自分の適性に合っている、きっとやる気があればできると思って情報コースを選びましたが、思いのほか数学が無理で、壁にぶち当たっています笑

シーア

数式を見ると拒否反応が出ちゃうけど、いつかできるようになりたいな…。

卒業まではあと5年くらいかかる見込みなので、これからも学びの過程を楽しみたいと思います。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
シーア

仕事がツラい方は、環境を変えましょう!

「今の職場は人間関係がしんどい…」「頑張っても報われない気がする」という方に!

働いている時間は、人生の大部分を占めています。不満なままではもったいないですよ。

自分ひとりでは就職・転職が不安な方は、プロのキャリアアドバ イザーに相談しましょう。

経験豊富なスタッフが、無料であなたの希望をヒアリング。ぴったりマッチした求人を紹介してくれますよ。

ライト

あなたがイキイキできる会社が見つかるはず!

CONTENTS