こんにちは。シーアです。(@seer1118b)
- 投資の経験がないので、自分でファンドを選ぶのが不安。
- 投資の知識がないから、誰かにおすすめファンドを教えてほしい。
- 自分の選んだファンドが本当にいいのか、自信がない。
投資未経験の方は、こんな悩みを抱えているのではないでしょうか。
誰かのおすすめに左右されていたら、自己責任で投資しているとはいえません。
自分の力で考え、ファンドを選ぶ目を身につける必要があります。
そこで、投資信託を選ぶ際の、5つのルールを公開します。
この記事を読めば、ファンド選びに迷うことはなくなり、自分の判断に自信が持てるようになりますよ。
ネット証券会社をおすすめする理由|手数料が安く、種類が豊富だから
投資信託は、ネット証券会社で購入するのがおすすめです。
- 投資信託の種類が豊富
- 買付手数料が安い(手数料無料のファンドも多数)
- 証券会社に売りたいファンドを営業される心配がない
実は、ネット証券経由で投資信託を購入しているのはたった5%
ネット証券会社経由で投資信託を購入している方は約5%しかいません。
残り95%の方は、証券会社の窓口で購入しているのです。
その理由には、誰かに相談して、おすすめのファンドを選んでもらいたいという心理があります。
営業の話を聞いたら、安易におすすめファンドを購入してしまう
私はもともと、デパートやアパレルショップで店員さんにお勧めされるのが苦手。
人とのコミュニケーションは嫌いではありません。
でも、生身の人間を相手にして、意見を聞いて、それを断るのがストレスと感じます。
店頭で話を聞いてしまったら、その人のおすすめを安易に買ってしまいそうで怖い…。
投資も同じで、誰かの意見ではなく、自分の目で、投資するファンドを見極める力が必要なのです。
誰かのおすすめが自分に合っているとは限らない
一般人が投資にチャレンジすると、証券会社や銀行の営業担当者に、知恵を借りたくなるのかもしれません。
この背景には、「投資信託の選び方がわからない」という悩みがあるのでしょう。
でも、自分の大切なお金を投資するのに、わからないまま選ぶ方が心配ですよね。
証券会社の社員だからといって、投資の知識があるとは限りません。
誰も、投資の結果に責任なんて取れません。
証券会社の社員は投資のプロではない
証券会社の社員は、投資の専門家ではなく、営業スタッフ。
ソフトバンクショップの店員が、auの携帯をおすすめしないですよね。
こちらは、三菱UFJ信託銀行の、ここ1ヶ月間を対象にした、投資信託販売件数ランキングです。
運用会社の欄にが「三菱UFJ国際投信」ばかり。
つまり自社の関連会社の商品を販売しているということ。
この商品の良し悪しを言っているのではありません。
彼らは自分の仕事をしているだけ。
自社の利益になる投資信託を販売するというのが、彼らの仕事ですから。
でも、その人はあなたの何を分かるのでしょう。
私も営業職をしていますのでわかりますが、自分の売りたい商品をおすすめすることって、普通にあります。
でも、それと自分の利益とは、別軸で両立しているイメージ。
過度に信用しすぎないようにしましょう。
投資信託のおすすめランキングは当てにしてはいけない
ほとんどの証券会社のHPに、投資信託の「売上ランキング」や「値上がり率ランキング」などが出ています。
売れているファンドは、販売能力の高いものがランクインしているだけかも?
毎月分配型は、年配の方に人気があるそうです。
営業や拡販、広告にお金をかけることができる販売会社なのかも。
値上がり率に関しても、当てにできるかは分かりません。
ハイリスク・ハイリターンのファンドが、一度大きく値を下げて、また元の値段に戻ったりしたことで、ランクインしただけかも。
もちろん、良いファンドが正当に評価されてランキングに入っていることもあります。
でも、少なくとも、「みんなが買っているから、良いファンドなのだろう」とか「すごく値上がりしているから、今、上り調子に違いない」などといった誤解から、投資するファンドを選んではいけません。
投資信託おすすめファンドの選び方5か条
おすすめを参考にしないなら、何を基準に選んだら良いのでしょうか。
投資信託の選び方には、絶対的な正解はありません。
ある程度の基準を学んで、条件に合わない投資信託を省いていく、消去法でいきましょう。
投資信託の選び方1|運用期限がない、無期限のもの
無期限となっていればOK。
償還とは、運用をやめて資金を返還すること。
償還期限が近いファンドは、償還より前に資金を売却して利益を確定しようとする方も多いので、資産総額が減ることがあります。
総資産額が減ると、運用成績にも影響します。
投資信託の選び方2|分配金を再投資に回してくれるもの
投資信託で生まれた利益を、次の元手にすることで、さらに大きな利益を得ることができます。
毎月分配型のファンドでも、分配金を再投資できるものもあります。
ですが、分配金を受け取ってしまうと、状況によっては税金が引かれ、利益が目減りしてしまいます。
高い分配金をウリにしているファンドの中には、純資産を切り崩してまで分配金を出しているものも…。
分配金がもらえる=資産運用がうまくいっている、と錯覚するリスクがあります。
分配金を出さない方針のファンド、または分配金を再投資に回してくれるファンドを選びましょう。
投資信託の選び方3|購入時手数料が無料のもの(ノーロード)
ネット証券会社では、多くのファンドが手数料無料で買付可能。
ノーロードの投資信託の中からでも、十分たくさんの選択肢があります。
手数料はコストでしかないので、 無料のものを選びましょう。
また、同じファンドでも、証券会社や購入窓口によって手数料が違うことがあります。
もし、手数料はかかるけど気になるファンドを見つけたら、ノーロードで買付できる証券会社がないか検索してみましょう。
投資信託の選び方4|信託報酬(運用管理費用)がなるべく低いもの
信託報酬もコストなので、安いに越したことはありません。
インデックス型なら0.5%程度まで、アクティブ型なら1%程度までを目安としましょう。
1.5%を超えるようなファンドの場合、その信託報酬に見合ったリターンが見込めるかどうか、じっくり検討しなくてはなりません。
運用実績や、ファンドマネージャーの手腕など、なにか納得のいく理由があるでしょうか。
信託報酬が高くなる理由が見つからない場合には、避けた方が無難でしょう。
投資信託の選び方5|純資産が10億円以上のもの
純資産額は、そのファンドの体力であり、支持であり、評価。
運用資金が増え続けていて、なおかつ時間の経過とともに増加傾向であることが重要。
最も良いのは、徐々に右肩上がりに純資産が増えている投資信託です。
優れた実績を重ね、筋の通った運用で評価された結果、出資者が増えるという好循環が生まれているから。
逆に良くないのは、投資信託が設定されてすぐ、純資産残高が急増し、その後じりじりと減少しているファンドです。
新商品を売ろうとする販売会社の力で、華々しくデビューして一気に拡販されたファンドに多く見られる傾向。
その後の運用成績がパッとしないので、出資者が離れていった可能性が高いです。
条件に当てはまらないけど、気になる・買いたいファンドがあったら、ちょこっと買ってみる
上記の条件に当てはまらなくて、でも自分では興味がある、買いたいなと思っているファンドがある場合、どうすればよいでしょうか。
自分の判断が正しいのか、評価に値するかどうか、確信が持てないときってありますよね。
私だったら、1000円とか2000円とか、家計に影響のない範囲で買ってしまいます。
ランキングや誰かのおすすめじゃなく、信じられるのは、自分で投資した実績だから。
実験的に、損しても悔しくない金額で買ってみましょう。
その結果、自分の期待した実績が出れば、追加投資すれば良いのです。
もし期待したほどでなければ、売却するなり、保有したまま価格が上がるまで待ってみましょう。
自分のお金の責任者は、自分しかいない!
他人のおすすめを鵜呑みにして投資をするか、自分で選んだファンドを買うのか。
誰かのおすすめを買って、目減りしてしまったら、他人のせいにしたくなってしまうでしょう。
少なくとも、自分が投資するファンドのことは、じっくり知識をつけて、納得してから購入してください。
増えても減っても、自分のお金の責任者は、自分です。
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投資をするなら、運用益に税金がかからないNISAをおすすめします。
通常の投資では、せっかく利益が出ても、約20%が税金として取られてしまいます。
わかりにくい…と思って躊躇していたら損しますよ。
投資には、どの商品を買うか、どのファンドを選ぶかと言ったことよりも、先に決めておくべきことがあります。