こんにちは。シーアです。(@seer1118b)
フリーランスの方、医療費控除がある方、株や不動産などで収入がある方…確定申告は毎年恒例の手続きですね。
例年、2月16日〜3月15日までが、確定申告の提出期限であり納税期限。
私は、3月頭に確定申告書類を整え、郵送で提出しました。
ですが、郵送で確定申告を行った場合、どのように税金を納めればよいのか、知っていますか?
確定申告を郵送で提出しても、納付書が送られてくることはありません。
「いつになったら、納付書が届くんだろう?」と思っている間に、納付期限前日の3月14日になっていました。
思い込みって怖いですね。このまま待っていたら、納付期限を過ぎちゃうところでした。
この記事では、郵送で確定申告をするメリットと、その際の税金の納付方法を解説します。
確定申告を郵送で提出しても、納付書は送られてこない
確定申告を郵送で申告する際、下記の書類を同封します。
- 確定申告書
- 収支内訳書
- マイナンバーカード または通知カード+本人確認書類の写し
- 控え
- 切手を貼った返送用封筒
税務署が、確定申告書を受理した印に、受領印を押した控えを返送してくれます。
郵便物がきちんと届いているかどうか、確認する意味でも、控えは重要。
ですが、返送用封筒には、控えのみが入った状態で返ってきていました。
「後から届くのかな」と待ってみましたが、全く音沙汰なく…。
それもそのはず。だって、確定申告を郵送で提出しても、納付書が送られてくることはないから。
よく見ると、国税庁のHPにちゃんと書いてあります。
[注] 税務署からは、申告書の提出後に、納付書の送付や納税通知書等によるお知らせはありません。
引用:【税金の納付】|国税庁
郵送で確定申告書類を出すメリット
確かに、税務署に直接足を運べば、その場で納税まで完了するので、確実で安心。
ですが、郵送で提出するメリットもたくさんあるんです。
- 税務署が遠方で、行くのが大変
- 仕事が忙しくて、平日の受付時間内に税務署に行けない
- 受付期限までの平日に休みが取れない
- 赤ちゃんがいるなど、行動に制限がある
基本的に、税務署は平日のみの受付で、17時までなど夕方早い時間に閉まってしまいます。
仕事があると、なかなか平日に休むのって難しいもの。
しかも、年度末が近いこの時期…。
それに、子どもが小さいと、税務署に連れて行くのも大変だし、預ける先がなかったりしますよね。
そんな方には、郵送での確定申告がピッタリ。
郵送での確定申告のあと、納税する方法は4つ
確定申告をしたら、きちんと納税するところまで行わないといけません。
税金を納める方法は、下記4つ。
- 銀行口座から振替納税
- インターネットバンキング・ペイジーで支払う
- コンビニで支払う(nanacoなら実質クレジットカード払い)
- 現金で支払う
銀行口座から振替納税|事前に口座登録が必要
預金口座振替依頼書を提出して、口座登録をしておけば、自分の銀行口座から自動で引き落とししてくれます。
税務署にも、銀行にも行かなくてすみ、支払い忘れもないため、いちばん楽な方法です。
引き落とし時期は4月上旬で、納税まで多少余裕ができるのもメリット。
所轄の税務署ごとに申告が必要なため、引越しなどで住所が変わる際は、再度提出しないといけません。
ただし、振替納税を希望する年度の納期限までに、振替依頼書を税務署(または銀行)に提出しないといけないので、前もって準備が必要ですね。
インターネットバンキング・ペイジーで支払う
事前に税務署に申請しておけば、e-taxで確定申告書類を作成・提出したあと、そのまま税金の支払いまで行うことができます。
また、銀行がペイジーに対応していれば、インターネットバンキングを使った振込も可能です。
収納機関番号は国税庁「00200」を使用し、納税目的に応じて利用者が番号をつけて振り込みます。
コンビニで支払う|nanacoならクレジットカード払いも!
納税額が30万円以下なら、コンビニで支払える方法があります。
税務署や金融機関でもらえる「納付書」を使って、コンビニで支払う方法がひとつ。
もうひとつは、コンビニ納付(QRコード作成)|国税庁HPから、QRコードを発行すること。
- ローソン、ナチュラルローソン、ミニストップ(Loppi設置店舗)
- ファミリーマート(Famiポート設置店舗)
印刷するとお金がかかるし、面倒だったので、QRコードをスマホに画像で保存して試してみたのですが、うまくいきませんでした。
結局、印刷して支払い完了。
コンビニなら24時間いつでも支払えるので、ギリギリでもなんとかなりますね。
また、セブンイレブンのnanacoなら、クレジットカードでチャージできるので、クレカのポイントも貯まってお得です。
現金で支払う|税務署または銀行で納付書をもらう
税務署または銀行の窓口に、納付書と現金を持参して支払う方法です。
納付書は、税務署でもらうこともできますし、銀行にも用意されているそうです。
ですが、やはり「ギリギリで銀行に行けなかった」「すごく混雑していて断念…」などという事態を避けるために、前もって動かないといけませんね。
確定申告をしたあとは、自分で税金を払わないといけない
確定申告書類を提出しても、税務署から「納税して下さい」と書類が届くわけではありません。
税務署に持参した場合は、その場で支払うという手段がありますが、郵送の場合は、自分で動かないといけないんですね。
確定申告書類を早めに提出して「終わった〜!」と思っていたら、思わぬ落とし穴でした。
「遠足は、帰るまでが遠足です」と言いますが、確定申告は、納税するまでが確定申告ですね。
この記事は、所得税などの追加納税が必要な場合について書いています。
還付金がある場合などはまた別になりますのでご注意下さい。