こんにちは。シーアです。(@seer1118b)
- 犬の医療費に備えるには、やっぱりペット保険が必要かな?
- 具体的に、犬の病気やケガって、どんなケースがあるの?
- ペット保険を選ぶコツが知りたい。
犬と暮らしている方、これから犬を家族に迎える方は、犬の病気やケガにかかる医療費が気になりますよね。
人間のように、3割負担になる保険制度がないので、余計悩むところ…。
思わぬケガで、大きな出費になることも想定して、備えておかなくてはなりません。
そうは言っても、どのペット保険がいいのか、どのくらい費用がかかるのか、たくさんあるので悩んでしまいますよね。
そんな方に、おすすめのペット保険と、加入時期についてまとめました。
- ペット保険に加入するのは「0〜1歳」と「5歳以降」がおすすめ
- 関節疾患が不安な小型犬には、ペットアンドファミリーの「げんきナンバーわんSlim」
この記事を読めば、犬にかかるお金の心配事がクリアになって、犬との暮らしを安心して楽しめますよ。
ペット保険を考える前に、実際にかかった医療費を知ろう
ライトは、まだ3歳。だけど、これまでにも、病気やケガで動物病院のお世話になることがありました。
そんなとき、頼りになるのはペット保険。
ですが、ペット保険の加入を検討する前に、実際にかかった医療費を把握することが重要です。
我が家が、これまでに、どんな病気やケガで、どのくらい費用がかかったかを公開します。
ケース1|外耳炎で8,378円の診察費
- 犬の年齢 0歳7ヶ月
- 通院回数 3回
- 処置 耳の洗浄・消毒など
- 費用 8,378円
そういえば、かゆがっているような気もします。
動物病院で診てもらったところ、マラセチアというカビ(真菌)の一種による外耳炎でした。
垂れ耳の犬種は、耳の中の湿気や油分で、菌が繁殖しやすく、抵抗力が弱っているとなりやすいのです。
ケース2|胃腸炎で45,806円の診察費
- 犬の年齢 0歳9ヶ月
- 通院回数 4回
- 処置 エコー、点滴、飲み薬の処方など
- 費用 45,806円
ライトは、1歳になる前の冬に、ひどい胃腸炎になりました。
何も食べられなくなり、1日に30回も吐いて、みるみる元気がなくなりました。
誤飲をした可能性を考えてエコーで診てもらったけど、原因が分からず…点滴を受けて飲み薬をもらいました。
その後も3日間良くならず、動物病院に通い、毎日点滴の日々…。
4日目の朝に、ふらつきながらも起き上がり、少しごはんを食べることができ、快方に向かっていきました。
ケース3|足を踏んでしまって13,478円の診察費
- 犬の年齢 0歳10ヶ月
- 通院回数 2回
- 処置 レントゲン、診察など
- 費用 13,478円
夫がお散歩の最中に、誤ってライトの足を踏んでしまいました。
レントゲンを撮ってもらい、骨折していないことを確認して、2回目は経過観察で通院しました。
診断名は、筋肉腫脹。例えるなら、人間がドアに指を詰めたみたいな状態。
子どもたちにお散歩行ってもらうこともよくあるので、注意しなくてはいけませんね。
年間2〜3万円のペット保険、若い犬でも今すぐ必要?
実は、0歳代には、病気やケガが多かったのですが、1歳以降は何にも起こっていません。
- 0〜1歳 病気・ケガ3回/計67,662円
- 1歳以降 病気・ケガ0回
確かに、今からペット保険に加入しておけば、終生、医療費の不安はないかもしれません。
ですが、若いうちに払った保険料は掛け捨てになります。
- 月額 1,500~3,000円
- 年間 18,000~36,000円
0〜1歳の1年間は、加入していたらきっと助かったけれど、それ以降は年間2〜3万円まるまる持ち出しになっていたことでしょう。
たとえ、年1回くらい病気になって通院したとしても、保険料よりも安くつくかも…?
ペット保険は「0〜1歳」と「7歳以上」を手厚く
犬にかかる医療費が高くなるのは、「パピー」と「シニア」だというデータがあります。
- パピー(0〜1歳)
- シニア(7歳以上)
つまり、「0〜1歳」と、「7歳以上」を重点的に備えればよいのです。
【結論】犬が5歳になったらペット保険に入ろう
とはいえ、7歳になってからだと保険料も高くなるし、病気になるリスクが上がる前に対策したいところ。
そのため、我が家は、5歳になったらペット保険に加入することにしました。
いつ病気になるかはわからない。正解がない判断
もちろん、早くペット保険に入っておくことで、メリットもあります。
加入する前に、慢性疾患になってしまったら、その後ペット保険に入っても、その疾患に対しては補償されません。
もし、不慮の事故や急な病気で、高額な医療費がかかることになったら…と考えると、キリがないもの。
飼い主さんの責任で、判断して下さいね。
ペット保険の選び方とチェックポイント
ペット保険に加入すると決めたら、次はどこの保険会社にするかを考えなくてはなりません。
なにをチェックすればよいのか、まとめました。
- 通院治療にも保険が適用されること
- 年間の利用日数上限・1日あたりの利用金額上限がないこと
- 関節疾患(パテラ)に補償があること
- 高齢になってからの保険料が変わらないこと
ペット保険の選び方1|通院治療にも保険が適用されること
ペット保険を選ぶときは、通院治療にも補償があるものにしましょう。
安いペット保険の中には、手術・入院だけの補償のものも。
しかし、よほど重篤でない限りは、通院治療の方が回数も頻度も多く、ペットの医療費の65%は通院でかかっています。
ペット保険の選び方2|年間の利用日数上限・1日あたりの利用金額上限がないこと
年間の利用日数や、1日あたりの利用金額に上限がないペット保険がおすすめ。
中には、「年間20日まで」「1日あたり1万円まで」などの利用制限があるペット保険もあるからです。
医療費の50%を補償してくれる保険に入っていて、胃腸炎で26,222円かかった場合。
- アニコム…1日1万円まで
- 26,222円×50%=13,111円 →上限を超えるため10,000円
- ペットアンドファミリー…上限なし
- 26,222円×50%=13,111円
このように、1日あたりの医療費が高額になればなるほど、上限があることがネックになってくるのです。
ペット保険の選び方3|関節疾患(パテラ)に補償があること
小型犬に多い、膝蓋骨脱臼や膝関節脱臼などの関節疾患。
特にチワワ、トイプードルなどの室内犬に多い病気です。
程度の差はありますが、80%もの犬に発症するといわれています。
パテラは、検査・手術・リハビリなど、平均20〜30万円の高額な医療費がかかります。
特に小型犬は関節疾患のリスクが高いので、ペット保険で備えておきたいですね。
ちなみに、滑るフローリングの床は関節によくないので、悪化させないために、防滑フロアコーティングを施工しました。
ペット保険の選び方4|高齢になってからの保険料が変わらないこと
シニアになってからも、保険料が上がらないペット保険をおすすめします。
新規加入時の犬の年齢は、上限が決まっているため、シニアになると、加入しているペット保険からの乗り換えがしにくくなります。
新規加入の上限は保険会社により異なります。
最長はペッツベストで、16歳11ヶ月まで新規加入できます。
犬が高齢になると条件が悪くなるので、基本的には、若い頃に加入したペット保険を、終生続けることになります。
犬が長生きすればするほど、保険料が上がり続けると、経済的に年々厳しくなってきます。
例えば、アニコムは毎年保険料が上がり、10歳で6000円を超えます。
長生きしてほしいけど、だんだん辛くなってくるのは避けたいです。
ペットアンドファミリーの「げんきナンバーわんSlim」がオススメ
上記の条件を満たすオススメは「ペットアンドファミリー」の「げんきナンバーわんSlim」です。
- 日額・支払い回数の上限なし
- 手術・入院・通院すべてカバー
- 10歳以上の保険料は変動なし
- 股関節脱臼・膝関節脱臼・膝蓋骨脱臼にも補償あり
もともとの保険料も、他社と比べて割安。
先天的疾患も含めた、関節疾患の補償があるのは、ペット保険の中ではかなり珍しい!
発症が加入後であることが条件ですので、詳細は保険会社にお問い合わせください。
【デメリット】1日3000円までは免責で保険支給対象外
「げんきナンバーわんSlim」のネックは、1回あたり3000円の免責金額があること。
例えば、前述のマラセチア外耳炎のときは、3回に渡り通院しましたが、1回あたりの費用があまりかかっていないため、補償の対象となりません。
1日目 | ¥3,618 |
2日目 | ¥2,924 |
3日目 | ¥1,836 |
合計 | ¥8,378 |
免責金額 | ¥-9,000 |
差引補償額 | ¥0 |
1つの疾患に対しての、通院の始まりから終わりまで、トータルで計算します。
そのため、1日だけが3000円を超えていても、差引で通院日数×3000円を割っていたら、補償対象外となります。
もっと重い病気になれば、3000円は余裕で超えてしまう金額なので、1日3000円までは負担する気持ちがあれば加入すると良いですね。
「げんきナンバーわんSlim」と「げんきナンバーわん」の違い
同社のペット保険「げんきナンバーわん」と「げんきナンバーわんSlim」の違いをまとめました。
- 免責金額がない
- 11歳以降の保険料は変わらないものの、保険料自体はSlimより高め
- ペット保険証がもらえる
- 関節疾患(膝蓋骨脱臼など)が保険対象外
一長一短ですね。免責金額がないのは嬉しいかも。
小型犬を飼っているなら、膝蓋骨脱臼が補償される「げんきナンバーわんSlim」がベストです。
ペットは大切な家族。シニアになる前にペット保険を検討しよう
犬に医療費がかかるのは、0〜1歳と7歳以上のシニアの時期。
これから子犬を迎える方は、最初からペット保険に加入するのがおすすめ。
すでに犬を飼っている方は、シニアになる前、5歳になったらペット保険に加入しましょう。
小型犬を飼うなら、関節疾患に対応できるペット保険が必須ですよ。
- ペット保険に加入するのは「0〜1歳」と「5歳以降」がおすすめ
- 関節疾患が不安な小型犬には、ペットアンドファミリーの「げんきナンバーわんSlim」
犬の医療費の心配をせず、ちょっと気になることがあったら気軽に動物病院に連れて行ってあげて、いつまでも健康で長生きしてもらいたいですね。
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