こんにちは。シーアです。(@seer1118b)
ちょっと投資のことを勉強してみた方は、「ETF」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
ですが、「ETFがいいって聞くけど、そもそもよく分からない」「難しそうで、ちょっと避けてる…」という方もいらっしゃるはず。
この記事では、初心者投資家の私が、ETFを勉強してみた軌跡をシェアします。
- ETFと投資信託の違い
- ETFのメリット・デメリット
- ドル転(通貨両替)の仕方
- NISA口座でETFを買う方法
知ってみると、メリットいっぱいのETF。あなたも一緒にチャレンジしましょう!
ETFとは、上場している投資信託という意味
投資ブログを読んでいると、「ETFを保有している」と書かれていることが多いです。
そこで、調べてみました。ETFとは、Exchange Traded Fund(上場している投資信託)という意味です。
インデックス型の投資信託は、ベンチマークとしている指数と同じ値動きをするように運用されていますよね。
それが、個別株式のように、まとまった形で上場されていて、個人で売買できるのがETFです。
ETFはこの7本を買いなさい
この前まで「ETFって何?」と思っていたので、こんな本を読んでみたりもしましたよ。
それでは、私なりにメリット・デメリットをまとめます。
ETFのメリット・デメリット
- 信託報酬が低いためお得
- 分配金がもらえる(日本の昔ながらの投資信託のように、純資産を食いつぶさない)
- 手数料がかかるので、少額の積立には適さない
- ドルに両替しないと買えないので、為替取引等の手間がかかる
- 分配金の自動再投資が出来ない
- 分配金に税金がかかる(NISA口座以外の場合)
投資信託のメリット・デメリット
- 円で投資できるので、為替手数料がかからない
- 売買手数料が無料(ノーロード)
- 少額でも買付可能
- 積立買付が可能
- 運用益の自動再投資が可能
- ETFのVTIよりも信託報酬が高い
まとまった資金はないけど、分配金は魅力
本に書いてあった、ETFと投資信託の選ぶポイントです。
- ETF…まとまった資金を一括投資する場合に有効
- 投資信託…コツコツ少額を投資したい場合に向いている
会社員として働いている今は、毎月のお給料があります。
ですが、老後のことを考えると、ETFの分配金は魅力的です。
今から、少しずつでも、分配金がもらえるETFを買い足していけば、年金の足しになりそう。
年金にプラスアルファで、月平均3万円分くらいもらえたら、十分な気がします。
定年後には、確定拠出年金とつみたてNISAで、年金以外の資産も育っているはず。
資産は分散するに越したことはありません。
ハードルが高く感じるのは、通貨の両替(ドル転)
国内の指標(TOPIXなど)に連動するものもありますが、特に海外ETFに興味を持っていました。
海外ETFが難しそうだな、と感じる理由は、主にこのふたつです。
- 通貨の両替が大変そう
- 手数料がかかりそう
お得に買おうとして、手間や時間をかけたのに、かえって損をするのは「あるある」なのです。
だから、そういうことには慎重なんですよ。たとえば過去記事のようにね…。
ドル転|住信SBIネット銀行で、為替コスト無料キャンペーン中
日本円から米ドルに両替することを、「ドル転」といいます。
通常、日本円から米ドル買付時は、1ドルあたり4銭の手数料がかかります。
住信SBIネット銀行では、定期的に、全通貨両替時の為替手数料が無料となるキャンペーンを行っています。
円高・円安、タイミングが難しい
1ドルあたりのレートによって、買ったときより円安になれば、ドルの価値が高まり、利益が出ます。
逆に、円高になれば、損失が出ることになります。
ETFの買付に使うのであれば、円高のときにドル転できればまずはオッケーですね。
円に戻すのは、別途タイミングを計ればいいこと。現時点ではとりあえず考えなくていいんじゃないでしょうか。
でも、今が円高なのか円安なのか、本当のところわかりません。
もしかしたら、待っていたらもっといいタイミングがあったんじゃないか?などと考えだしたら、キリがなくて動けなくなりそうです。
極端に変動しているとき以外は、思い立ったが吉日、ということにしようと思います。
従来NISA・ジュニアNISAなら、海外ETFの買付手数料無料
SBI証券では、NISA口座での取引なら、海外ETFの買付手数料が無料です。従来NISA、ジュニアNISA、どちらも同じです。
売却時は、委託手数料として0.9%程度がかかるようです。
ですが、目的はETFで分配金をもらうこと。そのつもりなら、バイアンドホールドでずっと保有することになります。
逆にいうと、ずっと保有していたいと思えるETFを買いたいですね。
つみたてNISAではETFは買えない
つみたてNISAでは、金融庁指定の投資信託しか購入できません。
分配金と運用益に非課税で、なおかつETFの買付が可能なのは、従来NISA・ジュニアNISAのふたつです。
NISAで米国ETFを買うと外国税額控除の対象外
分配金に非課税なのは、すごく大きなメリットです。その代わり、米国での源泉徴収額はそのまま取られます。
特定口座での取引なら、確定申告で、外国税額控除というのができて、外国での源泉徴収額が還付金として返ってきます。
NISAでは、非課税にするために、利益も損益もなかったことにします。確定申告することもできません。
それでも、分配金から約20%の所得税がかかるよりは、金額的にマシです。
従来NISA、またはジュニアNISAでのETF買付をオススメします!
ETFっていいかも? 一度やってみたい
住信SBIネット銀行でドル転すれば、為替コストが無料です。
なおかつ、SBI証券の従来NISA口座でETFを買うなら、買付手数料が無料・運用益と分配金も非課税です。
そうだ、夫の従来NISA口座作ろう
しかし、私は2018年はつみたてNISAにしました。従来NISAの口座とは併用できません。
子どもたちには、ジュニアNISA口座があります。しかし、セゾン投信にしたので、直販投信のみでETFは取り扱っていません。
家族内で、まだNISA口座を持っていないのは、夫だけです。
これまで、借金返済が先だから、夫名義でNISA口座を作ろうとは思っていませんでした。
だけど…ETFを買付するためにNISA口座を開設するなら、夫しかいません。
もちろん本人には、説明して了承は得ています。
当然のことながら、お金のことでは、完全に私の言いなりですから、問題はありません(笑)
夫の老後資金は不足気味。分配金で補いたい!
私は、企業型確定拠出年金で老後への備えを始めました。夫は、個人型確定拠出年金(iDeCo)の申し込みすら滞っています。
しかも、iDeCo口座が開設できてからも、企業年金があるせいで、月1万2000円しか拠出できません。
現在40歳で、60歳まで残り20年。1万2000円×12ヶ月×20年=288万円しか積み立てられません。
夫の企業年金は、675万円程度との予測。これだけでは、明らかに老後資金としては不足しています。
優良なETFを保有して、分配金が安定的に得られるようになれば、年金制度が破綻しても、多少は安心です。
もちろん借金返済が優先なので、無理してETFを買うことはしません。
2018年は、ETFチャレンジ!
これまで、ETFに関する本を読んだり、ブログやサイトを見たりしても、どれも難しそう…と感じていました。
でも、投資歴がちょっと長くなると、その分知識が増えてきます。最初はわからなかったETFのことも、なんとなく近く感じるようになりました。
もちろん、投資にはリスクがつきもの。自分の可能な範囲を固めに見積もって、実行したいです。